2015年2月28日土曜日

脇も隙無しの短編集「機龍警察 火宅」月村了衛

機龍警察 火宅「未亡旅団」で完成された世界を提示した、機龍警察。その登場人物のたちの脇を埋めてくれる短編が8本。既読が半分を超えていましたが、それでも嬉しい。機龍警察の世界をすべて知りたい、そう思わせるシリーズの完成度と力を改めて実感。★★★★

2015年2月23日月曜日

ドローンのお話聞いてきました。

土曜日、撮影用のドローンのセミナーに参加したので、まとめてみました。
撮影用に、GoProを着けて飛ばしたい。
GoProの理由は、水平118.2度の視野があり、人間の補助視野と非常に近いから。そのために購入したのが、Phantom2 Vision+。(amazonで、173,277円)
飛行が、1番安定している。電波で500m程度離れても大丈夫。届かなくなったら、GPSの設定場所に戻ってくるか、止まっているので迎えに行けば良い。
飛行時間20分だが、風などで制御サーボが稼働すると10分になることも。風は、5m以下なら飛ばせる。
保険は、趣味ならあるが、業務用はない。飛行許可は、あいまいで取っていない。予測システムで風の具合を見たり、サーフィンで培った天気図の読み方などで判断。カシオのPROTREKという、腕時計で、気圧や高度を見ている。
5m以下だけといった室内飛行では安定しない。飛ばす場所の整地も大切。
ドローン芸人、谷+さん。AR.Drone 2.0 Power Edition(amazonで、46,440円)室内でも安定している。ぶつかっても痛くない。静止画得意。宙返りも可能。
セミナーは以上。
それで、世間にはドローン研究会というものもあって、自立型ドローンの普及を狙っている。これには、自動給電ステーションや、緊急避難ポートを作るといった構想もあって、今回見たドローンたちが、このレベルになるのは大変そう。特に、電池の問題は深刻。

2015年2月21日土曜日

おじぎ人の延長「ピクトさんの本」内海 慶一

ピクトさんの本危険を知らせる、ピクトグラム。そこに描かれたピクトさんを紹介する本です。じっと耐えるピクトさんの気分を代弁。絵よりもコメントが楽しいのは残念。★★★

2015年2月20日金曜日

これは名著「バッドデータハンドブック―データにまつわる問題への19の処方箋」 Ethan McCallum

バッドデータハンドブック ―データにまつわる問題への19の処方箋元Appleのプログラマーで、写真サイトJetpacを立ち上げたピート・ワーデン他、18人がデータのクレンジングから、意味、機械学習までデータにこだわった実例を紹介してくれます。オライリーの本だけど、最後まで楽しんで完読できます。★★★★★

2015年2月11日水曜日

ローダンシリーズか「孤児たちの軍隊 3──銀河最果ての惑星へ」ロバート・ブートナー

孤児たちの軍隊 3: 銀河最果ての惑星へ (ハヤカワ文庫SF)いきなり宇宙人の宇宙船が動き出して、最果ての銀河へ。ローダンシリーズか、と突っ込んでしまいました。とうとう、王様に。ギャグとしか思えない展開。シリアスな物語がどっかにいってしまいました。★

2015年2月9日月曜日

気象研究の一端「天気と気象についてわかっていることいないこと」筆保弘徳

天気と気象についてわかっていることいないこと (BERET SCIENCE)気象研究者の、研究内容と、自己紹介的文書が満載。コンピュータを使った解析が、天気予報の世界も変えている現状がよくわかります。モデルや、観測手法の変化も入っていて、同じような手法が予測という学問自体に広く使えそうな気もします。★★★

2015年2月8日日曜日

これは、「ふわふわの泉」です「2312─太陽系動乱─」キム・スタンリー・ロビンスン

2312 太陽系動乱〈下〉 (創元SF文庫)ネビュラ賞受賞も3回目、期待して読み始めたが、上巻読み終わった時には、この小説何を目指しているんだろうと心配になりました。下巻を半分読んだ所で、「ふわふわの泉」だと気づいて納得。主人公も女性だし、世界を変えようとしているし。なるほど。最後はきっちり物語が収束して流石でした。日米の女性の描き方がこれほど違っているというのも、改めて認識しました。★★★★

2015年2月1日日曜日

連載再会「キマイラ10 鬼骨変 」夢枕 獏

キマイラ10 鬼骨変 (朝日ノベルズ)なんか登場人物がみんないい人になってしまって、書き手の年齢が非常にわかってしまう作品になりました。キマイラは、やはり若さの物語。★★★