2013年11月20日水曜日

「かげゑ歌麿」高橋 克彦

かげゑ歌麿第1作「だましゑ歌麿」は、迷いあぐねた無名の絵師でしたが、10年以上立って、達人として登場。もう一つの達人、剣の腕も振るいませんが、安定した面白さ。このシリーズは続けてもらいたいです。★★★

2013年11月18日月曜日

ついに完結「三国志 第12巻」宮城谷 昌光

三国志 第十二巻三国志をどこで書き終えるのかは、その作品が何を目指しているのかと直結していると思いますが、司馬昭の死後までというのが、宮城谷三国志の終焉です。司馬昭については、ほとんど知らなかったため、彼が中国を統一できた理由をその人物像においたことを面白く読みました。11巻に続き、珠玉の作品です。★★★★

2013年11月13日水曜日

アリスというより、ペギー・スー「宝石の筏で妖精国を旅した少女 」キャサリン・M・ヴァレンテ

宝石の筏で妖精国を旅した少女 (ハヤカワ文庫 FT ウ 6-1)冒頭、豹に乗って部屋を脱出あたりは良かったのですが、すぐに失速します。21世紀の『不思議の国のアリス』という、版元の紹介ですが、どちらかというとデキの悪いペギー・スーです。★★

2013年11月11日月曜日

理系研究者の夢「微生物ハンター、深海を行く」高井研

微生物ハンター、深海を行く京大から、海外留学、海洋研究開発機構(JAMSTEC)へ。深海微生物が、酸素がなくても大丈夫から、生物の期限へ。理系研究者の面白さが、全編溢れています。とにかく熱い。理系研究者になりたい人はぜひ読むべきです。★★★★