2011年12月31日土曜日

壮絶なごちゃ混ぜが最後まで続きました。「火星の挽歌 〔タイム・オデッセイ3〕」アーサー・C・クラーク&スティーヴン・バクスター

火星の挽歌 (海外SFノヴェルズ タイム・オデッセイ3) (海外SFノヴェルズ)200万年の歴史を継ぎ接ぎされ作られた、第2の地球ミール。宇宙エレベーターを超える、宇宙サイフォン。火星に送られた数々の観測機。地球を含め多くを滅ぼそうとする謎の異星人。この宇宙の成立と、その生成時に端を発する謎の物理。3体の巨人AIが送られた謎の異星人たち。そして、火星や地球に住む人類の幸福。書くだけ書いて。広げるだけ広げ、結局、何もわからないままに3部作の終焉です。小説としてはずたずた。まるで、出来の悪い高校生が書いたような小説ですが、巨人2人がどうしても書きた方ことを、この中から発掘するしかないのでしょう。しかし、どうしてこれほど酷い小説になったのか残念でなりません。★

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