2011年11月13日日曜日

ファンタジーで、ミステリー「空の都の神々は」N・K・ジェミシン

空の都の神々は (ハヤカワ文庫FT)ローカス賞受賞のファンタジーです。主な登場人物が、人間より神々の方が多い、そんな時代。世界を統べる王国の継承に、辺境の王女が呼び戻される。縦糸は、この儀式ですが、横糸は母親を殺された少女の犯人探し。奴隷となった神々の開放と絡まって、ダメなミステリーより、実に緻密な謎解きが、人間ならばの犯罪が描かれてます。3部作だそうで、次回は神々の時代が終わって、人間の中に混じって落とされた神が登場しそう。ミステリー作としての出来に期待します。★★★

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