2011年9月16日金曜日

作家が司馬遷を書くことの意味「史記 5  武帝紀」北方謙三

武帝の元、宮刑を受けた司馬遷、一族を皆殺しにされた李陵、ひたすら捕虜として生き延びる蘇武の3人が揃いました。特に、司馬遷に「何を書くのか」と言わせた、作家、北方謙三が、ようやく三国志、水滸伝、楊令伝を経て、新しい小説を書いてくれそうです。騎馬戦もなく、経済も政治も、小説の中に取り込みきれなかった、作家が、また、1人の人間を書くことに戻ってきた気がします。歓迎します。★★★★★

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