2010年11月4日木曜日

意外に力作「日本政治思想史―十七~十九世紀」渡辺 浩

日本政治思想史―十七~十九世紀思ったよりも力作でした。江戸中期から、明治初頭までの政治思想史です。特に朱子学と、武士道の絡みは見事。特に軍事従事者と、官僚の2面をもった武士の性格分析は新しい思想史ではないでしょうか。しかし、西洋思想の影響や、国学関連の影響がわずかしか触れられてなかったり。それでも、自分の現在の考え方を相対化できるレベルの本でした。★★★★

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