2009年10月30日金曜日

ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 2 90億の神の御名 アーサー・C・クラーク

90億の神の御名 (ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 2) (ハヤカワ文庫SF)1950年代に書かれたSF小説なんて、時代遅れと思ったらとんでもない。小説として、完成度が高く、楽しんで読めました。とくに、「月に賭ける」「天の向こう側」の2編は、科学小説としても十分の完成度。短編16作品を収録。王道を行く、SF小説です。★★★

2009年10月29日木曜日

名古屋駅前でカレーを探す、cafeロジウラのマタハリ春光乍洩

Ts3k0037 名古屋駅周辺には、美味しいカレー屋がなくて困ってましたが、ここは及第点。駅裏の雑居ビルの、その路地にありました。今週のタイカレーに、ドリンク、マンゴープリンがついて、1000円。味も普通です。辛さもまあまあ。チョンゴンカシと読むようです?他に、肉茄子定食もありました。名古屋駅前って、ショウガ焼き定食や、肉茄子定食といった普通の食べ物がなくて、味噌カツや、巨大エビフライばかり食べている出張時には、かなり救いになります。



ザ・リンク ヒトとサルをつなぐ最古の生物の発見 コリン・タッジ

ザ・リンク―ヒトとサルをつなぐ最古の生物の発見ドイツで発見された、4700万年前の霊長類の化石、イーダが霊長類の初期、旧世界猿と、新世界猿とに分かれる前の霊長類の初期ミッシングリンクであるというお話です。しかし、それが霊長類の分類にどうかかわってくるのか、どれほど凄いことなのかの記述がない。しかも、380ページの中でイーダについて書かれている、分類学的な部分は10ページもないという酷い本です。まるで教科書、とにかく副題の「ヒトとサルをつなぐ最古の生物の発見」は完全な嘘で、猿の初期分類以前のミッシングリンクが見つかったという話のみ、それがヒト分類に及ぼす影響については解説がまったくなし。騙されました。★

クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 西尾 維新

クビツリハイスクール―戯言遣いの弟子 (講談社ノベルス)戯言遣いの主人公が今回は、使命を持って女子高へ潜入。マンガ並みにやばい、学園の中は治外法権で殺人の技を教えていたりします。ちょっとやりすぎ、リアリティがなくて、登場人物もあっという間に殺されていきます。人が死ぬのは当たり前、なぜ殺すのかだけが問題になる世界。究極の選択や、極限の人間関係だけを描きたいという作者の意気込みはわかりますが、ついていけませんでした。★★

2009年10月28日水曜日

クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 西尾 維新

クビシメロマンチスト―人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)動機のわからない同級生殺人事件に、連続殺人魔の2つの事件が登場。主人公が赦せるのは、どちらの殺人なのか。人間関係を究極ってみる、極限選択ノベルといったところです。★★★

2009年10月27日火曜日

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い 西尾 維新

クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)西尾 維新が、面白いというので読み始めました。図書館戦争のように、甘い恋愛と、シリアスな殺人事件を足した、ライトノベル風の小説ですが、なかなか面白い。出てくるのは世紀の天才ばかり。しかも、10代か20代。驚異の能力、思考回路、動態能力。しかし、一人称の主人公は自分が存在するべきでないと感じている社会不適応者。こういった思考と、ポジティブな思考の間を、普通の人は行ったり来たりするわけですが、そこは小説。死んでもスタイルが崩れません。このスタイこそが、この小説を支えています。とりあえず、西尾 維新読み開始しました。★★★



2009年10月25日日曜日

三国志 第8巻 宮城谷 昌光

三国志 第八巻関羽、曹操、張飛、劉備と次々に亡くなり、演義との違いが明確になってきます。曹丕や、陸遜の時代に、たった1巻で移行してしまいました。「曹操に及ばず、暗い」といった表現が多発。記述もあっさりしてます。まあ、自分のこととして読むには、この時代のほうがまだしも身近かも。★★★

2009年10月21日水曜日

彷徨える艦隊 3 巡航戦艦カレイジャス ジャック・キャンベル

彷徨える艦隊3 巡航戦艦カレイジャス (ハヤカワ文庫SF)奇跡の艦隊戦のアイデアが尽きてしまい、異星人が登場。ホメロスのような長編になりそうな予感。★★

2009年10月19日月曜日

煉獄の使徒 馳 星周

煉獄の使徒〈上〉弥勒世は、沖縄返還でしたが、今回は地下鉄サリン事件を、悪徳公安警察官を主人公に描きなおします。馳星周ものというと、主人公の強烈な個性、理解できないほどの破壊衝動、自滅へ走り出す不思議なまでの性格が、自分とは違った人間だと思わせがちですが、今回は宗教に自分を託してしまった多くの信者を描くことで、リアリティや共感までも生み出してます。自分と、登場人物との距離感は今までで1番短く、ひょっとすると、凄い傑作なのではないでしょうか。★★★★

2009年10月17日土曜日

ちょうした の缶詰

L スーパーで買い物中に知り合いに遭遇。これは、日常的なのですが、「ちょうした」のかば焼きの缶詰を薦められました。時々、キングオスカーのオイルサーディンぐらいしか缶詰は買っていなかったので、認識不足。自分で作る、さんまの梅煮よりも、あきらかに美味しいです。さんまだけでなく、いわしも美味しい。電子レンジで温めたり、卵とじにするとモット美味しいそうで、今度買いだめを狙ってます。缶詰って、進化して美味しくなっているんですね。
先日も、明治のバター・チューブ入りを買ってみて、スパゲティに使ってみましたが、使い勝手よくて、普段使いには十分。新しい食品も試してみないとと反省してます。



2009年10月16日金曜日

霊峰の門 谷 甲州

霊峰の門生れ変り、輪廻転生をSFで処理してみようという実験小説ですが、出来の悪い伝奇小説になってしまいました。実験は、覇者の戦塵っぽい戦闘シーンや、山岳小説っぽい山の民まで動員まで、頑張っているのはわかるのですが、無理が生じてロジックが穴だらけです。あとがきで、作者の困惑と、挫折がよくわかります。とにかくお疲れさまでした。★

久々に、大喜靴店で買い物と、修復

2006年に1年間ほどお休みだった、大喜靴店。復活してもしばらく、足を向けていませんでした。すっかり、スニーカー生活に移行してしまったためです。しかし、靴は少しずつすり減ってしまい、チロリアンを修理に出しました。ついでに、安藤製靴の新品を買ってしまいました。32,250円。ちょっと高めですが、靴底をフルに取り換えても2回は大丈夫。5年以上履いてもへこたれません。2回目の靴底取り換え後の、最後の2年間の履き心地は抜群です。底はビブラムで、雨や雪も大丈夫。また、お世話になります。



2009年10月15日木曜日

図説 地図とあらすじでわかる!「史記」 渡辺 精一

図説 地図とあらすじでわかる!「史記」史記をお手軽ダイジェストといった本でした。もう少し、地図寄りで歴史地図のようなものを考えていたのですが、地図はたいして載っていません。しかし、短い割にはよくまとまってたのには感心しました。★★

2009年10月14日水曜日

アンブロークン・アロー 戦闘妖精・雪風 神林 長平

アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風神林ワールドの原点、自分の存在をどうやって認識するのか、とにかくこれが全面に展開されています。気がつくと自分がなくなっていく喪失感、それと闘うには、敵と、敵を通じて見る、自分が存在している世界像、そして、高精度の武器が必要になる。海賊シリーズにも、他の作品にも共通する、敵と、世界像と、高精度の武器へのこだわりが、後半の長いモノローグを支えています。そして、ハッピーエンドもなく、延々と戦い続けることでしか、確認できない自己存在。唯一この世界から逃避する方法は、自己の存在の不在か、神を信じるかの2つだけ。自己存在の不在は、敗北と死しかなく、ロンバート大佐は、神を信じるという新しい戦略をとったわけですが、次作があれば、この神と、神を信じずただ戦い続ける2つの世界が対立するストーリーになるのでしょうか?
高精度な武器として、神林ワールドに存在した雪風も、コンピュータ群も、ラジェンドラも、武器としては十分ではなくなってきたわけで、次の高精度な武器としては、ヨウメイの猫しかなく、神林ワールドの危機は続きそうです。★★★★

エシレ・メゾン デュ ブール 丸の内 no クロワッサン

エシレ・メゾン デュ ブール 丸の内で、2時間近く並んだという方から、クロワッサンいただきました。フランスのバター専門店が作る、バターたっぷりのクロワッサンです。確かに、美味しい。でも、それほどのものとは思えませんでした。西洋銀座のパンの方がはるかに美味しいです。並んで、せっかくいただいたのに、申し訳ない。



グリム姉妹の事件簿 事件のかげに巨人あり マイケル・バックリー

グリム姉妹の事件簿1 事件のかげに巨人あり (創元ブックランド)おとぎ話の登場人物が次々と登場。子供姉妹が、彼らと戦います。おとぎの国と、大人の世界が合体。壊せるのは、子供たちだけ。面白い世界観を作ったものだと感心します。★★★

2009年10月9日金曜日

かくして冥王星は降格された 太陽系第9番惑星をめぐる大論争のすべて ニール・ドグラース・タイソン

かくして冥王星は降格された―太陽系第9番惑星をめぐる大論争のすべて日本では、おまけ程度の記事にしかならなかった、冥王星の準惑星への降格が、アメリカでは1面記事だったようで、そのドタバタがまとめられています。もう少し、惑星基準がどうやって決められたのかといった科学書らしい書き込みが欲しかったのですが、社会的な影響だけに終わっておるのが残念です。ぼくも、さそり座なので、守護星が降格されてがっかりした口です。★★

2009年10月8日木曜日

新帝都物語―維新国生み篇 荒俣 宏

新帝都物語  維新国生み篇 上 (角川文庫)明治維新が舞台。土方歳三が、魔人加藤と戦います。しかし、もうなんでもあり。死後の世界も、将門以外の大物も、日本、中国、西洋の呪いもすべて使ってしまい、どうなれば加藤が勝つのか、負けるのかそれさえもわかりません。銃で頭を撃たれても、脳味噌が出てきても死にません。長いしとにかく疲れました。★

2009年10月7日水曜日

史記 2 武帝紀 北方 謙三

史記 武帝紀 2いや、自分ための戦闘を行うためには、なんにでも価値も見つける、気違いの集団が、いくつも登場します。それを、りっぱな人間と見せかけて書ける筆力に関心。とにかく、気違いが集団で、死ぬ価値を見つけるために、戦いを始めます。読み物としてはこれほど面白いものはありません。しかし、梁山泊のように、誰かのためにがなくなったので、どこかで飽きがくるとおもうんですが、今のところ、絶好調です。歴史ものに見せていますが、服や食べ物、細かい描写はすべて省いた、夢の国です。世界最高の、戦い好きの人殺しの集団の行く末を読み物として楽しみたいと思います。★★★★