2009年6月30日火曜日

エンジン・サマー ジョン・クロウリー

エンジン・サマー (扶桑社ミステリー)大森望さん訳のSFの再読、第8弾です。日本人好みの、抒情あふれる文明崩壊後の世界。ほぼ、ファンタジーしています。しかし、構成がわかりにくく、ストリーの読みにくさは再読でも同じでした。★★



お弁当箱を買う

Rimg0007 先日の水筒に、引き続いてお弁当箱を買いました。近くで探したので、まずは、秋葉原駅横通路にある、100円ショップ。フタが簡単に外れてしまいそうなので、これはパス。次は、ドンキ。しかし、キッチングッズ売り場は縮小で、お弁当箱の取り扱いがない。しかたなく、無印へ。箸と箸箱、2段重ねのお弁当箱、それに、布製ランチボックス入れで、3000円。高いんですねぇ。しかも、この箱もすぐにフタが開いてしまいそう。専用のマジックバンドが必要見たい。無印って、ときどき信じられないほど使いにくくなります。せめて売場に、バンドも必要ですとか書いておいて欲しいです。コンセプトデザインの完全な失敗例。



2009年6月27日土曜日

図書室のドラゴン マイクル・カンデル

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大森望さん訳のSFの再読、第7弾です。キャプテン・ジャック・ゾディアックのマイクル・カンデルということで、図書館で異世界に行って冒険も、悲惨で人生を全て引きずることに。現実がのしかかります。★★★



2009年6月24日水曜日

サイエンス・インポッシブル―SF世界は実現可能か ミチオ カク

サイエンス・インポッシブル―SF世界は実現可能かディスカバリーチャンネルでもおなじみの、11次元の提唱者、カク・ミチオが、バリヤーや、フェイザー砲、タイムトラベルなどの実現性と、可能ならいつ頃できるのかまで、とにかく踏み込んだ本格物理解説書です。どの可能性もエネルギー・オーダーが、地球文明クラスではとてもできそうにないことを実感できます。★★★★

彷徨える艦隊 2 特務戦隊フュリアス ジャック・キャンベル

彷徨(さまよ)える艦隊〈2〉特務戦隊フュリアス (ハヤカワ文庫SF)1巻と比べると、内容が落ち着いてきたようです。しかし、これほどステレオタイプの登場人物しかでてこないSFも珍しいのではにでしょうか?水戸黄門風時代劇SFというカテゴラリーを作るきなのか。★★

キャプテン・ジャック・ゾディアック マイクル・カンデル

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大森望さん訳のSFの再読、第6弾です。第3次世界大戦が来ても、屋根のアンテナが水爆で吹っ飛んでも、芝生は奇麗に、毎日の生活と、家族の幸せが1番。皮肉が聞いた、ドタバタSFです。しかし、日本では米ソ冷戦の時代に何で核の攻撃を想定した避難訓練や、手当、放射能の除去方法などのセミナーを一切やらなかったんでしょう、今考えるととても不思議です。★★



2009年6月22日月曜日

スパイダー・スター マイク・ブラザートン

スパイダー・スター〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)天文学者が書いた宇宙SFということで、中性子星と、暗黒物質の2重星という設定がいい感じです。ハードSFとしてだけでなく、ドタバタ、スペースオペラっぽい活劇も加わっていて、作者のSFに対する思いも伝わってきて、久々にSFらしいSFを読んだ感じがします。★★★



2009年6月19日金曜日

オルドーンの剣―ダーコーヴァ年代記 マリオン・ジマー ブラッドリー

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大森望さん訳のSFの再読、第5弾。ダーコーヴァ年代記の要となる作品です。ムアコックとは一味違った絶望、ダーコーヴァという星、土地、赤い太陽に対する愛着と、義務が全編を覆っています。今読んでも懐かしだけでなく、作品を楽しめる60年代SFです。★★★



惑星救出計画―ダーコーヴァ年代記 マリオン・ジマー ブラッドリー

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大森望さん訳のSFの再読、第4弾です。不思議な抒情を持ったダーコーヴァ年代記。その中でも、屈指の2冊が、大森望訳。久々に読んで懐かしいです。他に、ダーコーヴァ年代記で読んでないものもみつけて、ちょっと嬉しかったです。早速、古本屋で探さないと。★★★



ドラゴンズ・ワイルド ロバート・アスプリン

ドラゴンズ・ワイルド (ハヤカワ文庫FT)アスプリンが死んでしまって残念ですが、遺作ということで早速読みました。マジカルアイランドのネガポジ版といったところです。主人公は、怠け者、夜型、遺伝でドラゴンの血を受け継いで、努力なしで、人を引き付ける力を手に入れます。しかし、性格はマジカルアイランドの主人公と同じ。人に力を行使するのが嫌いで、誠実、ぎりぎりまで我慢するが、イザというときはとんでもない力を発揮するという訳です。裏社会とのつながり、仲間の集め方もマジカルアイランド。ただ、主人公が万能の魅力を努力もなしに手に入れているせいで、話しが破たんしてます。それに、舞台がフレンチクオーターなのはいいのですが、復興支援のつもりか、美化されすぎて鼻につきます。全体的に、不自然な明るさが、どうにも嫌な感じでした。マジカルアイランドの流れから、共著の作家リン・ナイが引き継ぐ話もあるようですが、絶対読みたくないと思っているし(共著作品はまるでテレビゲームです)、出版されれば必ず読みたい作者が1人いなくなったのは、とても残念だし、最後の作品がこれだというのも残念でした。★★



2009年6月17日水曜日

Outbound Port25 Blocking (OP25B)+Message Submission(Port587)

メールを送ろうとしたら、エラーが続発。そういえば、Infosphereから、Outbound Port25 Blocking (OP25B)+Message Submission(Port587)への変更のお知らせが来ていたなと思いだして、早速設定。smtpサーバを移さなくても、対応できたのはいいのですが、パスワードを忘れてしまって、ハラハラしました。何とか、移行。



2009年6月13日土曜日

Google Chromeを使ってみてます

Googleのブラウザ、Google Chromeを使ってみてます。今のところサクサク。IEのように、落ちたりしないし、ID、passwdを危険なほど覚えてくれます。別ウインドウで開くはずのページも、新しいタブで開いてくれるのは助かります。
ただ、デザインがのっぺりしていて、かっこ悪い。Typepadの記事作成で、リッチテキストとHTML編集を切り替えるタブがでてきません。各ページのrank表示が出せないと思ったら、いろんな人が記事書いてました。



ダーウィンの使者  グレッグ・ベア

ダーウィンの使者〈上〉

大森望さん訳のSFの再読、第3弾です。新しいレトロウイルスの疫病は、実は人類が持っていた進化へのプロセスだった。というわけで、人類2.0、3.0が出現します。水平進化、意味を持った進化というわけですが、それほど宇宙が論理的だとは信じられません。★★★



かぐや みんな雨でした

小田原まで行って、待機したんですが、ご存じのように雨でした。仲間とお酒飲んで、短歌作ってました。



火を噴いて、人の手業を残そうよ
月面までも
届け hammer



瀕死の双六問屋 忌野 清志郎が超高値

瀕死の双六問屋

忌野 清志郎のエッセイ集、「瀕死の双六問屋」が超高値です。この本、おまけCDもついてて、amazonだと2万円という10倍の値段が付いてます。公共図書館も、軒並み10人以上の予約が入ってます。こういう時って、本がなくなりやすいんので、心配です。ぼくも昔買ったのですが、誰かにあげてしまって、再読しようと図書館で予約しました。小学館で文庫化されているので、再刊されるでしょうけど、誰かコピーしてネットに流せばいいのにとか思ってしまう。CDの発禁の話も書いてあります。



養蜂記 杉浦 明平

Youhouki なんとなく、養蜂がブームです。「ハチはなぜ大量死したのか」の巻末には、趣味の養蜂マニュアルが。オライリーの雑誌makeの編集者も養蜂を始めたと書いてあります。インターネットで検索すれば、10万円程度で養蜂セットが蜂付きで購入できます。皇居も近いし、養蜂でもと考えて、まずは参考書探し。しかし、この本の著者、杉浦 明平さんといえば、岩波文庫の「レオナルド・ダ・ヴィンチの手記」の著者です。ぼくも、この本読んでます。実家の渥美半島に戻って、趣味の養蜂をやっていて、その記録です。読んでなるほどです。やはり蜂は生き物なので、適当に始めようでは務まりません。分蜂や、スズメバチ被害、考えるだけで大変そうな作業が山もりです。しかも、かなり花がないと蜂蜜をとるのも難しそうです。読んでよかった、とにかく自然と付き合うのは大変だと改めて再認識できました。★★★★



2009年6月12日金曜日

水筒を買う

Rimg0074 小田原の帰りにスーパーで、水筒を買いました。500mlのやつ。エコでない、エコバックを持って、リサイクルの実際には行われていないペットボトルを買うのはみっともないと思ったからです。ところが、頑丈そうなステンレスの水筒も中蓋はプラスチックで保証は1年。これ、ペットボトル何百個ぶんのCO2が作るのに必要か考えると気が遠くなります。
レジ袋数百枚分のCO2が必要なエコバック。リサイクルの行われないペットボトル。どれだけ持つかわからない水筒。エコへの道は、大変です。



2009年6月10日水曜日

ヘミングウェイごっこ ジョー・ホールドマン

ヘミングウェイごっこ (ハヤカワ文庫SF)

大森望さん訳のSFの再読、第2弾です。へミングウエイの贋作を作ろうとすると、タイムパトロールがやってきて、やめさせようとする。なぜ、タイムパトロールが必要なのか、当のタイムパトロールも知らないという、不思議な小説です。論理を折っても無駄なので、読むのを楽しむしかないのですが、問題のへミングウエイの贋作小説を、十分に味わうだけの素養が、ぼくに無いようです。一応、へミングウエイはすべて、彼の伝記も読んではいるんですが、せっかくの再読も、前回と同じ感想を産んだだけでした。★★



2009年6月9日火曜日

キャピトルの物語 ワーシング年代記2 オースン・スコット・カード

New1a73 読む本がなくなって、大森望さん訳のSFの再読でもしようかということで、第1段です。スコット・カードといえば、個人が究極と闘うのがテーマ。エンダーでは、種の絶滅。そして、本編では、エントロピーの超越。しかし、これはうまくイカナッタ感があります。それでも、短編としては読み応えがあるのはさすがです。ひとりの個人が人類史にこれほど足跡を残せると考えるSF作家は彼だけでしょう。★★★



2009年6月6日土曜日

オオバンクラブの無法者 アーサー・ランサム

41nrs0ebh8l__sl500_aa240_ シリーズ5巻目です。今回は、お馴染みの4人兄弟+姉妹は登場しません。その代り、4巻で登場したディックとドロシアが活躍します。しかし、エミールと探偵たちみたいになってしまい、せっかくの船旅の持ち味が生かせてないようです。素晴らしい夏休みの復活を期待して、次巻を読みたいと思います。★★★



2009年6月5日金曜日

たまゆらり 高橋 克彦

たまゆらり日常的な恐怖譚です。作家の主人公が微妙な非現実に遭遇します。軽いジャブぐらいの怖さ。★★



2009年6月3日水曜日

長い冬休み アーサー・ランサム

00079182 シリーズ4巻。今回は、冬休み。ヨットはお預けです。代わりに、凍った湖沼を北極に見立てて、極地探検が開始されます。新キャラクターも登場。しかし、ヨットほどのリアリティーがないのは残念。★★★



2009年6月1日月曜日

アーサー王ここに眠る フィリップ・リーヴ

アーサー王ここに眠る (創元ブックランド)中世イギリスの片田舎で、武勇と剣だけで荒っぽく生きる無法者。彼が、アーサー王伝説のもとになり、戦闘に破れ死んでいく過程を、物語を紡ぐ吟遊詩人が、伝説の王へと作り上げていきます。翻訳は、井辻朱美。物語を必要とする心も、魔法と同じぐらい、不可解です。共感魔術が、人類から無くなる日まで、同じような物語が日々続いていくというのは恐ろしいことです。★★★