2009年2月4日水曜日

ネクロポリス 恩田 陸

Necrop 一応、ファンタジーとして出版社は扱っているようですが、冒頭、かなりミステリーしています。死者が実際に復活して会うことのできる島、そんな島での滞在記録、しかし、殺人事件が次々と起こり、島の存在そのものが危うくなってくる。ミステリー部分は、最後におまけのように解決されきちんと地についてませんが、ファンタジーとして構築された世界にはある種の魅力がありました。しかし、登場人物たちは、その世界からの影響をほとんど受けず、世界観を楽しむ以外の魅力となると、どの人物も中途半端なままで小説としての完成度は低いようです。★★



0 件のコメント:

コメントを投稿