2008年9月30日火曜日

ドレスデン・ファイル 2―狂った月― ジム・ブッチャー

Ookami2 大化けしてます。1とは、別人が書いたみたい。探偵小説としても、魔法小説としても、甘かった前作とは違って、それぞれ成立してます。



2008年9月29日月曜日

時計じかけのオレンジ 完全版 アントニイ・バージェス

Orenjip 今月の新刊です。再刊でもなく、以前省かれていた最終章がつけ足されています。今読むと、どちらでもいいような。しかし、謎のロシア訛り、やはり読みにくいです。★★



新・魔獣狩り 11 地龍編 夢枕獏

Majuu11_2 後書きによると、もう1巻ぐらいで終了だそうです。またまた、新しい登場人物がでて不安です。10巻からも、かなり間があいていたし、迫力もなくなっているし、とにかく心配。★★



au sportioその後

使ってみて感じたのは、デフォルトの音関係が意外にいいです。充電開始や、メールの着信音とか、絶妙です。問題なのは、メールの表示画面などに、邪魔なアニメーションが登場して読みにくくなることです。このアニメーションの消し方もわかりません。画面に設定できるガジェットは、透過率を変えられて意外に便利。東芝特有の、サブメニューも決まった使い方しかしないぼくには助かります。カメラも食べ物を撮る分には写りがいいです。でも、人物撮影はいまいち。それと、キー表面の文字が読めないので、アルファベットが打ちずらいです。



2008年9月28日日曜日

トプカの新作「スパイシーバターチキン」

Ts3k0002 新作のスパイシーバターチキンを食べてきました。お茶の水店です。ココナツミルクたっぷりですが、スパイス大量とか、激辛といったわけではなく、ぼくにはちょっともの足りませんでした。やっぱり、次回もマトンカレーになりそうです。



解読! アルキメデス写本 羊皮紙から甦った天才数学者 ウィリアム・ノエル リヴィエル・ネッツ

Arukimedex アルキメデスの未発見写本が見つかり、修復を受け、解読されるまでのドキュメンタリーです。アルキメデスは、実無限の概念を考え出してたという発見があります。ギリシア数学独特の図によって考えるという解説も面白く、歴史と数学の両方を楽しめる本になってます。★★★



2008年9月26日金曜日

河鍋暁斎―逸話と生涯 大野 七三

カバーがついてなかったので、写真はなしです。伝説に飾られた河鍋暁斎の、やや客観的な伝記です。以外に真面目な実際の姿、知らなかった逸話と読み物としても十分です。★★★



2008年9月24日水曜日

中国の美術―見かた・考えかた 古田 真一、木島 史雄、 山名 伸生

Cart 書、画などを中心に建築などにも言及した古典美術の解説書です。中国の美術館や、基本的な書籍のリストもあり、貴重な資料です。しかし、現代美術についてはおまけといった感じで、参考になりません。★★★



楊令伝 五 猩紅の章 北方 謙三

Yourei5 オリジナルでは、梁山泊の豪傑をかなり倒した方臘の乱が終結しました。今回は、久々の戦闘です。しかし、戦術論は出尽くした感じで、戦略戦になりますが、そうなると若干論理が弱くなって、最後は力技。世代交代もマンネリになってきました。次号に期待。★★★



2008年9月22日月曜日

sportioお値段など

sportioですが、maicroSD1Gと、画面シート込みで、5万5952円でした。auのキャンペーン割引が1万2180円だったので、4万3772円です。それから、シンプルコースに変えたので、来月から基本料金が980円が12か月割引きになるそうです。買ったのはヨドバシ秋葉。昔に比べて、ずいぶん高くなりました。
86gはさすがに軽いです。LISMOとか、「Run&Walk」とかは、使っていません。USBも付いてますが、Bluetoothがあるのでこちらが便利です。カシオのMySync Suiteがそのまま使えるので、バックアップはこちらでUSB。



携帯変えました。au sportio

Img55509639 何度も落っことしたせいで、CAの蓋がずれてきました。ちょっとやばくなったので、携帯を買い換えました。今度のは、au sportio。小さい、軽いで、操作感覚もまずまずです。ただ、キーの表面の文字は読めません。でも、小さくて手ぶらで鞄を持たない僕にはぴったりです。



湯沸かし器交換

湯沸かし器が古くなって交換。お湯の出がいいです。



ボーンズ 深く葬られし者 マックス・アラン・コリンズ

Bones コリンズらしくない、ゆっくりした展開。捜査の決め手にならない骨の鑑定。登場人物の恋愛あてこすり会話が延々と続き、ストーリー展開の邪魔。らしくない本です。★★



2008年9月21日日曜日

アート&テレマティークス―新しい「美」の理論構築に向けて ロイ アスコット

Tere ほとんど何を書いているのか不明。ICCものは、合わないのか、これに意味を見出している人たちが理解できない、ぼくでした。★



2008年9月18日木曜日

フィクションとしての絵画―美術史の眼 建築史の眼 千野 香織, 西 和夫

Kaiga 絵巻物や、江戸時代の街道図などがどんなロジックで書かれているか、美術史家と建築史家の二人が共著で解説していきます。専門家の実力躍如。小泉八雲賞受賞。★★★★



追憶のハルマゲドン カート・ヴォネガット

Baganeto 昨年亡くなったヴォネガットの未公開初期短編集です。主に2次大戦での捕虜時代がモチーフ。ヴォネガットがどうして作家になったのかよくわかります。ヴォネガットファンなら絶対おもしろいです。裏表紙の写真に実家の玄関が写ってますが、両側がアジサイ。例の砲弾が積んであると思ったのですが。★★★★



幻滅の時代の夜明け 佐藤健志

Gensou 今や外部の敵がいなくなり、敵は内部に。それに伴って、ゴジラはエイズになったとここまでの論理はいいのですが、作者もエイズには対決できず、戦後民主主義の次の幻想は生み出せず、ただ批判するだけ。この後の痩せた佐藤健志が面白くなくなるのもわかります。★★



CSI:ニューヨーク 死の冬 スチュアート・カミンスキー

Dethhuyu ノベライズではなく、設定だけを使ったオリジナルストリーです。しかし、ニューヨークチームなので、地道な捜査で、証拠が語っていません。やっぱりラスベガス最高。★★



弥勒世(みるくゆー)  馳 星周

Mirokuyu 1969年に沖縄のアメリカ軍基地で、サリンが漏れて兵士24人がガスを浴びたという実際の事件をもとに書かれています。今や米軍の情報公開で、米日の密約が次々と公開され、毒ガス兵器も核も沖縄にあったし、今もあるのではといった現実を考えると、歴史小説とかピカレスクロマンの本としては片付けられない、しかし、そうした本としてのできもいいという贅沢な完成品です。馳 星周の力量を改めて思い知りました。★★★★



2008年9月16日火曜日

オペラ見てきました

「エフゲニー・オネーギン」思ったよりも手仕事で、もっと完成されたものと思ってました。しかし、それなり。しばらく、オペラに通うつもりです。ここ12年ぐらいで、小劇団、舞踏、歌舞伎、浄瑠璃と見てきましたが、今度はオペラを見ようかと思ってます。



2台目を買いました

Ekoエアロウィングス バイウィングス、2代目を買いました。初号機は、2年ほどでさすがにぼろぼろ。しかし、簡単、よく飛んで、楽しい。素晴らしいおもちゃです。





2008年9月15日月曜日

バスルームから気合いを込めて ジャネット・イヴァノヴィッチ

Puramu11 ステファニープラムが、バウンテンハンターを辞めた。しかし、彼女が就職する会社が次々と燃えてていきます。車が燃えるのは当たり前。この先、どこまでいくのか期待してます。★★★



2008年9月14日日曜日

Office2007をインストールする

Office2007をインストールしました。ノートパソコンの解像度では、ますます苦しくなった上部のメニュー構成。解像度が高くないと画面が狭いです。しかも、重い。ノートPCの買い替えの時期ということでしょうか。横が384列のシートを扱うために、しかたなく入れた2007ですが、ちょっと後悔気味。



フィレンツェの傭兵隊長ジョン・ホークウッド ドゥッチョ バレストラッチ

Youhei 白の軍団、薔薇の軍団、これらは14世紀にイタリアで実在した傭兵団の名前です。そして、フィレンツェで活躍したイギリス人傭兵隊長ジョン・ホークウッド。彼らがどんな装備をつけ、どんな生活をして、社会的にどんな地位、役割をはたしてきたのかがわかる労作です。★★★



2008年9月11日木曜日

CSI:科学捜査班 死の天使 マックス・アラン・コリンズ

Csi4 老人ホームで統計以上の不信死。開けた棺おけには、別人が。今回は、鑑識作業に新しい手法はなく、通常の捜査。そこは、ちょっと不満ですが、できがいいミステリーに仕上がってます。★★★



原潜シャークの叛乱 パトリック ロビンソン

57603114 超人のような米国潜水艦の艦長が、とうとう頭がおかしくなって反乱が起こります。ちょっとストリーに無理があるような。しかし、台湾占領作戦は、見事なできで、無理に潜水艦やアメリカを登場させる必要はなかったように思います。★★★



2008年9月10日水曜日

現代マンガの全体像 呉智英

Manga 漫画についての基本的な評論をという作者の心意気は買いますが、他の評論と比べると切れがありません。テーマが大きすぎるようです。呉智英にしてこれということで、漫画評論の難しさをしみじみと感じます。★★★



2008年9月8日月曜日

プロジェクタ買いました

Images641391 秋葉原で中古プロジェクタを発見。衝動買いしてしまいました。HITACHIのCP-X270で、B5サイズ・2.4kg・XGA液晶プロジェクター・3原色光シャッター方式(1024×768ドット 78万6432画素)750ANSIルーメン。2001年の発売当初は、定価50万円もしたものですが、ナント2万9800円でした。今のところ新品同様です!



2008年9月7日日曜日

掛川市立図書館

Rimg0017 ぼくの旅行というと、大体図書館ということで、今回は掛川市立図書館に行ってきました。駅前は何もない町に、やたらと立派な建物。お城の一角なので、建物もお城風。しかも、中には全集がいっぱい。こんなに全集が開架されている図書館は見たことがありません。しかし、返却棚を見ると全集はまるでなし。これが現実。



原潜バラクーダ奇襲 パトリック ロビンソン

57605135 漫画雑誌ジャンプじゃなんですが、より強い強敵が出現しないと、アメリカが強すぎて対決にならないので、イスラムテロリストにも最強の人物が登場。ついにアメリカが敗北。それでも世界はかわらないんですが。★★★



やつらを高く吊せ 馳 星周

Erive 隠れた秘密を見つけることに病的に喜びを感じる男と、セックス依存症の女子校生。そんなふたりが、政界のスキャンダルを暴く、ピカレスクロマン。久々に魅力的なキャラクターを読みました。★★★★



限りなき夏 クリストファー・プリースト

02968126 「奇術師」「双生児」のプリースト日本オリジナル短編集です。初期作品らしいのですが、空襲、時間へのこだわりなど、以降のテーマがそのまま出てきます。プリーストが好きなら楽しめる1冊。★★★



2008年9月4日木曜日

最新鋭原潜シーウルフ奪還 パトリック ロビンソン

Seauruf プロペラにセンサーアレイが絡まって、中国に拿捕された潜水艦と乗組員。その奪回を行うのですが、中国をここまで悪く書くというのも凄いです。進行が遅く、途中かなり退屈になります。とにかく、アメリカ海軍は超人でできているようで、そうした記述が延々と続くのも退屈。★★



2008年9月3日水曜日

メディアアートの世界 実験映像1960-2007

Mediart 京都精華大学での「"実験映像"のいま」をテーマに行われた講演が元になっているそうです。学生に伝えたいことがあるという、熱意が伝わってくる良作です。松本俊夫、飯村隆彦、かわなかのぶひろといったアートアニメの大御所から、栗田やすお、米正万也といった若手まで、多くの人たちが分担して執筆しています。
とくに、「緑玉紳士」の栗田やすおさんの金銭的にはまるでメリットなしとはっきり書いてあるのには好感が持てました。★★★★



ニミッツ・クラス パトリック ロビンソン

Nimitz 冒頭で、原子力空母が潜水艦により、核兵器で破壊されます。これが可能なことなのか、どうかが、この小説の要でしょう。ちょっと真実味がなくて、全体的にパワーダウン。★★★



2008年9月1日月曜日

キロ・クラス パトリック ロビンソン

Kilo パトリック ロビンソンの本がずいぶん出ていることがわかったので、初期の本を再読。潜水艦ものですが、手に汗握る戦闘シーンというよりは、政治的な戦術レベルの話が大半です。しかし、これほど優秀でも日本の学校の船を間違って沈めてしますわけで、厳格、滅私のスーパーマン的アメリカ軍という神話がどれほどいんちきかよくわかります。でも、読み物として面白いことは確か。★★★