2008年7月7日月曜日

人類が消えた世界 アラン・ワイズマン

Nonmsn もし、今日人類が急にいなくなったら、地球はどう変わっていくのかを考察した本ですが、これぞSFという感じ。大胆な仮説に科学的な考証をインポーズしてそれを読ませる、立派なSFです。しかも、とびきり面白く、読後に考えることが山ほど。人類が消えた世界を想像するには、何を人類が作ってきたかを調べなくてはならない。とにかくよく調べてます。建物の建築材料。美術品。そして、放射性物質や、プラスチックなどのポリマー、化学薬品。単純な問いが、新たな世界観を見せてくれます。最後に、人類が出産制限を行った場合の図。これぞ、温暖化対策の最終兵器です。地球に対して人類が多すぎる、その現状が身にしみます。★★★★★



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