2008年7月29日火曜日

ガーゴイルの誓い 魔法の国ザンス18 ピアズ・アンソニイ

Xanu18 新キャラは、屋根の上で水を吐いているガーゴイル。新しい魔女も登場して、ますます複雑な魔法のロジックが登場します。目くらましが全編に登場。かなり頑張って読まないと、論理についていけません。しかし、18冊もこれだけ複雑なものを書いて、続けられるのは素晴らしいです。★★★



2008年7月28日月曜日

井沢式「日本史入門」講座 4 「怨霊鎮魂の日本史」の巻 (4) 井沢 元彦

Izawasiki4 逆説の日本史に書かれていることの簡略版なので、あちらを読んでいる人は読む必要なないでしょう。怨霊信仰から、日本史を見直そうというのですが、大雑把過ぎです。★★



2008年7月27日日曜日

宇宙をプログラムする宇宙―いかにして「計算する宇宙」は複雑な世界を創ったか? セス・ロイド

3169mj8y0l_sl500_aa240_ 作者は、量子コンピュータを実際に作って稼動させた科学者ですが、量子コンピュータのことはあまり書いてなくて、量子コンピュータを通してどんなことがこれから解ってくるのかに大半が費やされています。そういった意味ではちょっと退屈。★★



2008年7月25日金曜日

約束の地で 馳 星周

Tomakomai 故郷を扱うと少し優しくなるのかなと、最初は思いましたが、間違って読んでました。この本に書かれた被害者も、加害者も、通りすがりも全てあなたですよ、あなたの中にいるあなたの姿ですよと書いてあるわけです。もう少し日常で、安らかな他の自分もいると納得できるので、大丈夫ですけど、恐ろしい本です。★★★



2008年7月24日木曜日

靖国史観―幕末維新という深淵 小島 毅

Yasukuni 靖国問題ということで、堅く読むのもいいでしょうが、儒教から脱構築して明治維新を再確認するという気軽な読み方もできます。儒教から見た明治維新ということで、西洋化以外の維新の姿を再認識できて、面白さにどきどきできます。★★★★



2008年7月23日水曜日

SennheiserのCX300をもらう

31s4jnvt3xl__sl500_aa280_ Blogを読んでる女の子から、いただきました!!!今日は、みんなで飲み屋さんで聞き比べ。酔っ払いには、KOSS SPORTA PROが大人気ですが、やはり長い時間を聞くにはSennheiser。長い旅をしないと!



2008年7月22日火曜日

夢の終わりに… ジェフ・ライマン

180110 ちょっと前に「エア」を読んだので、同じ作者のジェフ・ライマンです。リアル版、オズの魔法使い。貧乏で、保守的で事なかれ主義で、田舎で退屈、そんなカンザスの非常な子供たちの生活が描かれています。自然も恐ろしいだけで、ホイットマンとは大違い。イーストウッドの「アンフォーギブン」もそうでしたが、アメリカの開拓時代を生き残った人たちは恐ろしい。もうひとつの怖いアメリカです。★★★



KOSS SPORTA PRO復活、復活

31d1kkz5myl__sl110_ ヘッドホンって、2年ぐらい使っていると、僕の場合、その音に飽きてきます。今、使っているのは、AKGのK314Pですが、これコードが太くて絡まないし、太い音で安いけどお気に入りでした。秋葉のヨドバシに行っていろいろ試したんですが、どうも気にいったものがなくて、6年前ぐらいに使っていたKOSS SPORTA PROをもう1度使うことにして、ぼろぼろになったイヤーパッドの代えだけ買って帰りました。買ったイヤーパッドは、SONYのEP-G1というやつ。ちょっと大きいけど、ぴったりでした。250円。KOSS SPORTA PRO復活です。



2008年7月21日月曜日

海からみた歴史と伝統―遣唐使・倭寇・儒教 小島 毅

Koimaumi 1,2章と、最後の3章との関連がまるでなくて、ちょとついていけない部分はあるのですが、日本に儒教がどのように導入されてきたのかを、通史的に把握できる内容になっています。遣唐使により、僧侶により、そして幕藩体制や、維新の中で儒教がどのように理解され、政治的に利用されてきたかそんな歴史と、自分のアイデンティティをじっくり考える参考書といった感じです。★★★



2008年7月20日日曜日

近代日本の陽明学 小島 毅

Youmei 大塩平八郎と三島由紀夫は、陽明学を学び、実践することで、ついには自決を選び行動を起こした。この二人の共通点を、陽明学で語り、そこから近代日本を再構成しようという意欲作です。ただ、考え途中といった部分が多く、次回作に期待します。★★★



無印、充電ラジオ

4548076852803_m なんとなく買いました。電池と、手回し発電を切り替えて使用できます。懐中電灯、携帯電話の充電アダプタ付き。手回しでラジオを付けたらいきなり、津波の放送が。



骨と毛皮の動物園

行ってきました。ハンズオン・コーナでは、直接骨に触れます。一緒に行った女の子はかなり引いてました。ぼくも、引いてます。うーん。3D資料として公開してもらえるのか、聞いてみたのですが、ノギスで測った数値データしかないとのことでした。とりあえず、女性といくのは止めたほうが。



パリの本屋さん ジュウ・ドゥ・ポゥム

Paribooks パリの素敵な本屋さんを写真いっぱいで紹介した本。ということで、間違っていないのですが、日本で言うとブックカフェのようなお店、古本屋、図書館が紹介されています。どのお店もカラフルで、幸せに満ちている写真。実は、この本を紹介してくれた女の子は、本が読むのが絶対に楽しくなると力説してました。そうか本は楽しく読むものかとは、さすがにいいませんが、楽しさには人間や本の数だけ楽しさもあって、彼女の言うほぼたった一つの楽しさにちょっとした恐怖を感じることも事実です。本を読むのは楽しい行為ですが、その内容が彼女の言う楽しさに満ちたものである世界には住みたくない、こんな本屋ばかりなならピーターパンになって本のない世界に住んで、海賊でも楽しくやっていたほうがまだましだと思える写真。ちょっと怖くなりました。★★★



2008年7月18日金曜日

祝、Blog4周年

自身のWEBサイトを、このMovable Typeに変えて、今日で4周年です。この書き込みが1026個目の投稿。RSSをとっている方々数人から、お祝いをしていただきました。平均して2日に1回の書き込み、読んだ本が約900冊。この分だと、残りの人生で読める本は4000冊あるかないか。もう少し読むペースを上げないと。



2008年7月15日火曜日

東アジアの儒教と礼 小島 毅

Rei「義経の東アジア」や、「足利義満 消された日本国王」で語られる儒教の現代的な把握と流れが大雑把に紹介してあります。短くて、簡潔、でも、この後何を読めばいいかはわかるという名著でした。★★★



2008年7月13日日曜日

義経の東アジア 小島 毅

Yositune 小島毅が書いているのは、歴史ではなく、朱子学から見た思想史であり、実際の歴史を扱うのはそれが彼の思想史を説明するのに便利だからにすぎないのでしょう。本書を読むとその過程が非常によくわかります。僕たちが知っている義経は、室町時代、江戸時代に、朱子学が作り出した新しい武士であり、義経時代、少なくとも義経は自分のことを、今のようなテクストの理解の中で考えてなかったということがよくわかります。また、白川静は新しい儒教を見せてくれたわけですが、実際に儒教を学ぶことが役に立つと教えてくれる小島を読むことは、自分の中の儒教部分を理解し、それから自由になるために必要なことなのだと考えられる、それだけの時間を費やされてできあがった本だということがよくわかります。★★★★★



2008年7月12日土曜日

不都合な真実-切迫する地球温暖化、そして私たちにできること アル・ゴア

41qmsxxe2ll_sl500_aa240_ 2年近く積んだままでしたが、ようやく読みました。どこのテレビ番組もそっくりな表現ばかりで、この本の影響力を感じます。キャプション本、といったレイアウト、雑誌と同じような装丁。アメリカのこういった団体の力を感じます。★★★



2008年7月11日金曜日

足利義満 消された日本国王 小島 毅

Nippomnopu 儒学を使ってなんでも読み解こうという、歴史学者とは一味違ったアプローチ。とにかく面白いです。日本国王の称号が一味違って見えます。



2008年7月8日火曜日

秋葉原は川風よりもビル風

20時からライトダウンということで、本も読めないので、秋葉原に食品の買出しです。あれだけ暑かった気温も一段落、ビル風が心地いいです。でも、明かりは煌々。夏のお買い物は、夜に出かけるのが、気持ちいい。ビルの前に水を打ってある所もあって、どんな街でもこの時間は特別です。



黎明の星 ジェイムズ・P.ホーガン

Soumei ヴェリコフスキー理論は、すべて正しかったという前提で始めた、「揺籃の星」の続編です。1年ぶりの続編ですが、内容は最初から結末が読めてしまうぐらい陳腐。ジュブナイルかと思うほどです。せっかくのヴェリコフスキー理論も、どんどん制約がついて、それが小説に複雑さをもたらすのではなく、何でもありの観が。続編の3巻頑張ってほしいです。★★



2008年7月7日月曜日

人類が消えた世界 アラン・ワイズマン

Nonmsn もし、今日人類が急にいなくなったら、地球はどう変わっていくのかを考察した本ですが、これぞSFという感じ。大胆な仮説に科学的な考証をインポーズしてそれを読ませる、立派なSFです。しかも、とびきり面白く、読後に考えることが山ほど。人類が消えた世界を想像するには、何を人類が作ってきたかを調べなくてはならない。とにかくよく調べてます。建物の建築材料。美術品。そして、放射性物質や、プラスチックなどのポリマー、化学薬品。単純な問いが、新たな世界観を見せてくれます。最後に、人類が出産制限を行った場合の図。これぞ、温暖化対策の最終兵器です。地球に対して人類が多すぎる、その現状が身にしみます。★★★★★



2008年7月4日金曜日

クリスタルサイレンス 藤崎 慎吾

Crystalsi ハードSFとして読むとちょっと辛いかも。前半いい感じだったのですが、後半まるで神みたいな登場人物に、かなり無理があったような。★★



2008年7月1日火曜日

秋葉原に大丸ピーコック

Ca330083 昌平橋通りに、大丸ピーコックができました。夜の8時ですが、早速行って来ました。しかし、ワイズマートより、一回り小さくてその上お弁当が多いので、品物も少ない。高級品があるわけでもなく、これはワイズマートの勝ち。残念です。