2008年5月31日土曜日

今週のメニュー

メニューを書いていると、いろりろな人からメールをもらうのですが、もっと豪華なものを食べているのかと思ってましたメールが大半です。みんなどんな食事をしているんでしょう?まあ、週に自炊は5食で、他は外食です。カレならエチオピアやトプカ。タイ料理は、メナムのほとり。中華も、神保町に有名店がいっぱいあるし、パスタは、小川町の老舗あるでん亭。和食は、懐石風の居酒屋さんのご主人の知り合いの所に行くし、家では凝ったものを作る必要がないというわけです。
今週は、鱈の煮込み、回鍋肉、がめ煮、もつ鍋、麻婆豆腐、それに昨日行ったレストランでもらった、レバーのハム。レバーのハムって超濃厚で薄切りにして食べると美味しいです。



中国の歴史07 中国思想と宗教の奔流―宋朝 小島 毅

Tyuugoku75巻、6巻とまるで高校の教科書のようなレベルで、歴史書とはとてもいえないなと、ガッカリしていたのですが、さすが小島 毅。歴史を俺はこう読むと、きっちり書いてくれます。しかも、朱子学や仏教、食事、天文、そして、日本に密着した茶や、建築まで。中国最新のお茶を飲み、禅寺の建築を楽しむと言うことが、元来日本的ではなく、最新の外来文化かぶれと変わらないという、歴史解釈までしっかり読ませてくれます。★★★★



2008年5月26日月曜日

今週のメニュー

先々週、ネギの話しのついでに食べ物メニューを書いたところ、メールを一杯いただいたので、今週も書いてみます。マグロと、ホタルイカのお刺身、筑前煮、回鍋肉、ステーキ、親子丼、それにトマトいっぱい。ヨーグルト。蟹のケジャンも買ってきました。



太陽の盾 クラーク&バクスター

Timetate歴史SFだった前作と一変。太陽からの脅威を防ぐ巨大な盾を作ろうという、ハードSFで、楽園の泉の亜流といったところ。当然、できあがりも素晴らしいです。おまけに、クラーク作品への言及や、パロディがちりばめられています。やはり、この2人がうまいのは、宇宙ものですね。★★★★



2008年5月25日日曜日

古代インド文明の謎 堀晄

Kodaiinndoアーリア人がインドを征服したという学説に、反対しているわけですが、インダス文明の話しが延々と続いたり、遺伝子解析の結果存在するインドの白人系の遺伝子がどこから来たのかは書かれないまま、アーリア人の起源に疑問を提示するなど、人の意見に反対するだけで、自身の体系的なインドに対する学説が何一つ書かれていない。そのくせ、他の学説を誹謗だけはしているという、ちょっと情けない本。★



2008年5月24日土曜日

中国の歴史06 絢爛たる世界帝国 (隋唐時代) 氣賀澤 保規

Tyuugoku6隋唐で約300年。まるで教科書のように、政治、軍事、土地制度、税制、文化といった具合で、網羅されてます。それだけに退屈。著者の意見が聞きたいからこそ読むシリーズなのでは。★★



2008年5月20日火曜日

ペギー・スー光の罠と明かされた秘密 セルジュ・ブリュソロ

200707000373ペギー・スーにもとうとう本当のお母さんが見つかります。しかし、今回は盛り上がりも今ひとつ。狼は簡単に処分されてしまうし、物語も続くで、終わった感覚がない。大丈夫?★★



密命―見参!寒月霞斬り 佐伯 泰英

Mitsumei1東京12チャンネルでやってる時代劇の原作です。テレビの方がちょっといいかも。★★



2008年5月19日月曜日

目が覚めたらそこは工事現場だった

Ca330078日曜日、目が覚めてカーテンを開けると、巨大なクレーンが目の前に。ここは、5階です。巨大なパネルが目の前を吊り上げられていきます。なんだか嬉しい風景です。下を眺めながら、お酒を飲むことにして、買い物に。工事を肴にいっぱいやってましたが、ちょっと風邪を引いたようです。



2008年5月18日日曜日

SCARDOWN 軌道上の戦い エリザベス・ベア

Maker22作目で小説を書くのが急にうまくなったみたい。ちゃんとした小説になってます。しかし、登場人物はみんな同じような性格で、刺激に対する反応がたぶん同じ。日常を描く部分と、SFを描く部分が噛み合ってないのはそのままで、ファーストコンタクトの3作目に期待します。★★



2008年5月15日木曜日

スノーボール・アース 生命大進化をもたらした全地球凍結 ガブリエル・ウォーカー

SnowbollNHKで話題になった、スノーボールアース説。ジョー・カーシュヴィンクではなく、ポール・ホフマンを主人公に成立の過程が書かれてます。仮説を立てても、検証、実験で確認することができない地球物理という化学がどうやって成立しているのかといったあたりも書かれていて、この部分が面白かったです。★★★



2008年5月12日月曜日

ペギー・スー赤いジャングルと秘密の学校 セルジュ・ブリュソロ

Sugakouheわ、悲惨。ということで、スー・シリーズらしい悲惨な不条理でいっぱいです。暴力的、自分が可愛い、圧倒的な力、どうしようもない現実。それが学校の中で繰り広げられるだけに、よけい酷く感じられます。この作者よほど学校が嫌いだったのでしょうか。セバスチャンも登場せず、物語は1話完結を破って、初の続くで終わってしまいました。これで、最期まで読ませるんですから凄い小説です。★★★★



カスに向かって撃て! ジャネット・イヴァノヴィッチ

Puramu10扶桑社で出版されていた、ステファニー・プラムが、集英社文庫に移籍して、そのままの続刊です。とうとうギャング団の標的になってしまった割りには、ジャンクフードに、姉の結婚式にと気軽なプラム。ちょっとキャラ設定が難しくなってきたような。もはや燃やすものもなくなったプラムですが、今回のテンションはなかなかです。★★★



HAMMERED―女戦士の帰還― エリザベス・ベア

Maker1戦争の英雄だった女性が、今は地球が荒廃し、宇宙への進出をもくろむ国家の戦略に巻き込まれるという物語。実際は人を操るのがうまい上官との駆け引きだけで、表紙のような戦闘はありません。というより、義肢、義足で50代の女性を主人公にしたあたり、何か特別な意図があるんでしょうか。とにかく、雰囲気だけあるが、中身は薄くて、これで3巻までいけるのか不安です。★★



2008年5月10日土曜日

秋葉原でネギを持って何が悪い

Ca330077秋葉原のワイズマートで、今週の食材の買い出し。帰り道、後ろを歩く女の子連れが「あ、あの人ネギ持ってる」。聞こえてます。この声を聞いたのは、これで2回目。秋葉原でネギ持って歩いて、何が悪いのか。
ちなみに、今週の献立は、ホタルイカと鱈の煮込み、回鍋肉、麻婆豆腐、焼きそば、それにガメ煮。切り干し大根を煮たのも作ります。



ローワンと魔法の地図 リンの谷のローワン エミリー ロッダ

Rouwan1子ども向けということで、よくはできているんですが、もの足りません。★★



群狼の舞 満州国演義3 船戸与一

Manshuu3とうとう袁世凱が暗殺されました。満州帝国建国は進みます。しかし、日本も列強も酷いことをしたものです。日本が軍国主義一辺倒に流れていく様子、それがしかたなかったのか、それとも日本人が選んだのか、小説では答えのでない問題ですが、それを文字にとどめる必要を改めて感じます。★★★



2008年5月9日金曜日

大気の海 なぜ風は吹き、生命が地球に満ちたのか ガブリエル・ウォーカー

Taikiumi地球の青さは、海の色ではなく、大気が作り出す青さ。大気というものがどうやって認識されてきたか、その科学的な歴史、大気とは何なのか。言うことなしのポピュラーサイエンス本です。★★★★



アゴールニンズ ジョー・ウォルトン

Agoruninzuドラゴンが主人公のビクトリア時代小説。ドラゴンの恋愛に、持参金に、家柄に、それでも読ませてしまうのは、小説自体に力があるからでしょう。しかし、爪でペンを持つのも難しいのに、これだけの工業製品をどうやって作っているのか。ぜひ、探偵小説も書いて欲しいです。★★★



2008年5月7日水曜日

秋葉原は路上パフォーマンス禁止です

秋葉原は今日も歩行者天国だったのですが、「路上パフォーマンス禁止」の札を持った叔父さんたちが歩いてました。どうやら禁止になったようで、コスプレの人もカメラ持った人もいなくなって街も静かです。



2008年5月6日火曜日

中国の歴史05 中華の崩壊と拡大(魏晋南北朝) 川本 芳昭

Tyuugokusi5三国志の後の五胡十六国。仏教の伝来などで、かろうじて若干の認識がありますが、実はほとんど知りませんでした。かなり頭の中が整理された気がします。それと、この時代、少数民族が中国中にこんなに残っていて、生活していたというのは初めてしりました。とにかく、このシリーズらしくないベーシックな1冊。勉強になりました。★★★★