2007年7月31日火曜日

ダーティペアの大征服 高千穂 遙

Dart6 ヒロイック・ファンタジーということで、ハワードの世界かと思ったら、TVゲームでした。しかし、最後に事件が終わってないところは、ハワード的な連作体制。しかし、これはハワードを意識してこうしただけで、実際に続編が書かれることはないのでは。★



2007年7月30日月曜日

ポスト・ヒューマン誕生―コンピュータが人類の知性を超えるとき レイ・カーツワイル

Posthyu まもなく、特異点が人類に訪れるという預言書です。身近なテクノロジーから、神が生まれるという予言まで、さすがカリスマといった感じで、紹介されているITや、バイオの事例を読むだけでも楽しめます。まあ、信じるかどうかというと、かなり無理がありますけど。毎日250錠のサプリメントを飲み、週に6回点滴を打って、身体の調整を行ってる人物というだけで、何を考えているのか、個人的に知りたくって読んだようなものですけど。



2007年7月29日日曜日

ロボットの魂 バリントン・J・ベイリー

Robotto_tamashii いきなりロボットが、殺人を始めてびっくり。ちょっと衝撃的ですが、内容は人間性のロボットを通じての検証と、まじめ路線。最後は、鉄腕アトム的、製作者との邂逅で、ベイリー的アイデアがなく残念。★★



2007年7月28日土曜日

廃帝綺譚 宇月原 晴明

Haitei安徳天皇漂海記」の続編になります。あの不思議な、琥珀のような液体が中国の皇帝たちに伝えられ、その最後を看取ります。そして、最後は後鳥羽院が登場。隠岐版新古今和歌集の編纂を手伝うや、子どもとなった皇子たちを海へと運びます。しかし、歴史解釈の中で1番面白かったのは、1篇目の元朝最後の皇帝順帝の解釈でしょう。伝奇小説ならではの再解釈、お見事です。★★★



2007年7月27日金曜日

敵は海賊・正義の眼 神林長平

Kaizokuhisasiburi 神林長平の魅力は、読んでいくうちに世界観が揺らいでいくことにあるのですが、今回はあまり揺らぎがなかったのが残念。お馴染みのキャラたちが、元気に走り回ってます。★★★



2007年7月26日木曜日

大失敗 スタニスワフ・レム

Daisipai レムのファーストコンタクトものということで、もちろん飛び切り難解です。でも、巨大ロボットがでてきたり、海水が何兆トンも宇宙空間に持ち上げられたり、月が崩壊して地上が壊滅的な打撃を受けたりします。読んでてしばし呆然。読み応えあります。★★★



2007年7月22日日曜日

身体が、プチプチになる。

先日の、マテ貝捕りで、日焼けが酷くなってきました。足の甲が、日焼けで靴を履くと痛い!腕は、爪の先でこすると、プチプチと空気がぬけっるぽい音がします。プチプチと同じ音。人間、プチプチです。



2007年7月21日土曜日

サムサーラ・ジャンクション ジョン・C・グリムウッド

31890247 まず、裏表紙に書いてある「スピード感あふれる近未来バイオレンスSF」は大嘘です。内容は、戦争が続き、虐殺、拷問だらけの世界。スピード感はまるでなくて、物語は遅々として進みません。世界の悲惨さ、戦争の悲惨を訴える難しい小説でした。気持ち悪い描写、死んだ人間の汚物、辛い表現。そういったものが読みたいならどうぞ。★



2007年7月18日水曜日

量子と実在―不確定性原理からベルの定理へ ニック ハーバート

282 かなり頑張って読んだのですが、歯が立ちませんでした。ベルの定理から、やり直しです。いつか、再読してやるぞ!



2007年7月17日火曜日

双生児 クリストファー・プリースト

Twin 第2次対戦の、英独戦をテーマにしたパラレルワールドSFです。しかし、パラレルワールドの結果や、もし○○だったらといったレベルを超えて、文学作品として十分な読み応えを約束してくれます。双子のそれぞれが、それぞれの世界を代表し、2つの世界が双子を通じて、入り交じります。時間ものSFの考え方が変わります。英国SF協会賞、アーサー・C・クラーク賞受賞、まぎれもない傑作です。★★★★★



葛西臨海公園で、マテ貝捕り

Ca330126 葛西臨海公園での、マテ貝捕りに参加させてもらいました。砂浜というより、泥っぽい、浜辺をクワ?で5cm程度掘って平らにすると、小さな穴がでてきます。ここへ、塩をボコっと降ると、縦長の貝がひょこっと出てきます。まるで理科の実験です。
ついでに見つけた2枚貝を、そのへんに置いておくと、10分ぐらいでもぐってしまいます。NHKの理科番組みたい、これも見たのは初めてです。
3人で、3時間ほどで、18枚採れました。マテ貝は、ボンゴレの具に。大人になって潮干狩りがこんなに楽しいとは。腕も、顔も、足の甲も日焼けで、痛くて眠れません。



2007年7月16日月曜日

もっとえいご漬け、バグる

Ca330120 もっとえいご漬け、やっていたら、今日はやたらと文字認識が悪い。AAAが、急にAAになるし。そして、ついに「7ヶ月前は何月?」の回答が、「土曜日」。とりあえず、再起動。大丈夫なのか???



2007年7月15日日曜日

相模大野の美味しいもの

今日は、相模大野に行きました。駅ビルの小田急スーパーでお買い物。近所にスーパーのない、ぼくには貴重なスーパー?・タイムです。ここのお総菜が意外に美味しくて、お勧めは、「ピリ辛味にしん」313円と、「鹿児島産の鶏レバー焼き」330円です。値段も安くて、ご飯が進みます。通っている方、多いと思いますので、是非、お試しください。



sあ


2007年7月14日土曜日

逆説の日本史 13;近世展開編-江戸文化と鎖国の謎 井沢 元彦

Gyaku13 今回は、江戸幕府成立、鎖国、浪人対策。目新しいことがでなくなって、読むのがちょっと辛いです。★★★



2007年7月13日金曜日

怪しい科学の実験ガイド

「段ボール肉まん」違法販売=劇物で加工し具と偽装-北京の記事。
外見上、見分けがつかないというのは凄いです。文字通り、怪しい科学。驚異のダイエットフードではないでしょうか?ここまで行くと、犯罪というより、芸術です。芸術です、とか、ダイエットフードとかいって、表示の上で、高額で売れば問題なかったのに。とにかく、かっこいい!



ぼくたちも妊娠できますか?―平凡な日常を驚きの世界に変えるQ&A ビル ソーンズ、リッチ ソーンズ

Ninsin 雑学本で、あまり科学する心とは関係ない本でした。★



2007年7月11日水曜日

密林・生存の掟 アラン・ディーン・フォスター

Miturin スターウォーズのノベライズや、ファンタジー「スペルシンガー」の作者です。しかし、この作品は、フェクションとは思えない、恐ろしい密林冒険小説です。頭の中が、緑でいっぱいになり、皮膚が化膿し、ヘビや蜘蛛がますます恐ろしくなります。パプアニューギニアのGoogleマップって、ほとんど寄れないのですが、その濃い緑の下がひたすらに恐ろしく思える、本当に怖い本でした。★★★★



怪しい科学者の実験ガイド―スライムから反重力機械まで、一味違う工作教えます ジョーイ グリーン

Scieayasii 身近な日用品を使って、科学の実験。火山の爆発とか、元ネタがわかります。★★★



2007年7月10日火曜日

ドレスデン・ファイル 魔を呼ぶ嵐 ジム・ブッチャー

Doresuden ハードボイルド・魔法探偵ということですが、ミステリーとしても、ハードボイルドとしても、魔法小説としてもゆるい。TVシリーズの原作として期待していたのですが。最後は、力業。★★★



2007年7月8日日曜日

ボディ・クリティシズム―啓蒙時代のアートと医学における見えざるもののイメージ化 バーバラ・M. スタフォード

Bodycr 人間をどうとらえるのか、そのイメージ史です。最近食べ物に、悪玉とかつけてますが、これもイメージ。イメージの重要性を再確認したくなったら、読む価値あります。★★★



逆説の日本史 12;近世暁光編-天下泰平と家康の謎 井沢 元彦

Gyaku12 今回は、家康。しかし、逆説じゃなくて、真説、定説の日本史になってます。大丈夫か?★★



2007年7月5日木曜日

暑そう

Nhk NHKの語学番組。御茶ノ水、聖橋でロケしてました。こんなところに、ネコがいるのか?コートを着こんで、暑そう。



ネコを撮る 岩合光昭

Nekototri 動物写真家、岩合光昭が猫を撮っているとは知りませんでした。しかし、彼が撮ると、野良猫でも、自然ネコでもなくて、野生ネコになっているのは流石。新書版ですが、写真も入ってます。★★



2007年7月2日月曜日

オープンヒア インストラクショナルデザインの技法 ポール・マイクセナール、ピート・ウェストンドルプ

51pyfsdgzjl_aa240_ ものの使い方を説明するイラスト、そのイラストを集めた本です。
イラストレーターの苦悩が伝わってきます。
大型本で、苦心して集められた力の入ったイラストがいっぱいです。
缶を空ける、救命胴衣を着ける、模型を組み立てる、生活の中で日常に見られるイラストなのですが。
誰かに何かを説明する、そんな行為の無謀さを噛みしめたいとき、ぜひ読んでください。
読みながら、イヒヒとか、声が出ます。1番笑ったのは、ビデオデッキの使い方です。



四角いスイカの切り方

Ca330102 昨日、相模大野の小田急スーパーで見た、四角いスイカ。値段が付いてなかったので、買えなかったけど。高いのでしょうか?どうやって切ればいいのか、食べ方を考えると眠れません。



逆説の日本史 8;中世混沌編-室町文化と一揆の謎 井沢 元彦

Yaku8 今回は、足利義政、一向一揆、室町文化です。NHKで七人の侍、アニメ版をやってましたけど、悪い王様をやっつけた後、政権をにぎらないままで、あのままだと小国がいっぱいできて、戦乱が続くのだろうなぁと、などと歴史を役立ててしまうのでした。★★★